巧妙化する投資詐欺

巧妙化する投資詐欺

投資詐欺は、年々巧妙化し増加傾向にあります。経済が停滞した社会では閉塞感が充満し、ワーキングプアという言葉もすっかり定着してしまいました。多くの人はそんな現実に直面し、手っ取り早く儲かるという甘い言葉に騙されやすくなっています。では、どのような詐欺があるのでしょうか。
多いのは未公開株に投資しないかという勧誘です。未公開株とは株式市場に上場されていない株のことです。従来は上場間近で必ず儲かるという決まり文句が特徴でしたが、近年、手の込んだ手口が出てきています。一つ目は劇場型と呼ばれるもので、複数の業者からのセールストークに騙されるものです。一度断っても別の業者からもったいない、買い取りたい、値上がり確実と言われれば、心も揺れてしまいます。二つ目は公的機関を語るものです。金融庁の許可を受けた団体消費生活センターの委託を受けた調査などと聞けば、つい信頼してしまいます。憶えておかなければならないのは、企業の上場承認は各取引所が審査、判断するもので、公的機関が関わることは一切ないということです。三つ目は、被害を回復するというものです。その条件として、別の未公開株の買取や手数料の支払いなどを求めてきます。これも公的機関の事業だと主張することが多く、二次被害が発生してしまいます。そもそも未公開株を販売できるのは登録された証券会社とその株の発行会社だけです。おまけに日本証券業協会に加盟する会社は、自主規制で原則未公開株の勧誘は禁止しています。一般の個人投資家に未公開株の勧誘があった場合、まず詐欺を疑いましょう。

また、ファンドでのトラブルも増えています。ファンドとは複数の出資者から募った資金を元手とし、投資して得られた利益を配分するものです。十分なリスクを説明を説明しない、返金に応じない、元本保証をうたうなど被害は多岐に渡っています。ファンド業者は登録が義務付けられているので、まず無登録業者からの勧誘に応じてはいけません。FXの被害も同じ傾向があります。敏腕ディーラーに取引を任せれば大きな利益がでると信じこまされるわけです。ファンドもFXもあり得ない利回りを提示されたら冷静になるのでしょうが、他より少し高いくらいな現実的な利率を見せられれば、つい信じてしまうようです。
このような詐欺は高齢者がターゲットと相場が決まっていたのですが、近年、フェイスブックなどの交流サイトやウェブを活用して集客することも増えたことで、若い人の被害が目立つようになりました。いずれにしても、怪しい投資話には乗らない慎重さを持ち合わせたいものです。

 

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